「やったあ!元気な土になったぞ!!」
3年間自然な方法で土を肥やし、みごとに質が良くなった畑・・・
ここで今年も子どもたちと保育者がともに有機野菜づくりをし、
毎日食べる保育所での食事の材料にもなればいいなぁ・・・と思って、子ども達と話し合いながら取り組み始めました。
~(平成26年4月~平成27年1月)~
「ごんたのふしぎな畑」というのは、かきのき保育所にある畑のことで、今年りんご組(年長児)が命名したものです。
主な登場人物 年長りんご組(5~6歳児)17名
年中ぶどう組(4~5歳児) 4名
*元気な土になるための手立て(野菜くずにぼかしを入れ、自然の肥料ができること、また牛ふんなども良い肥料になること)
*野菜の生長のおもしろさ
*収穫までには苦労があること(草取り、水やり、獲物との格闘、
毎日根気よく肥料をつくること)
*有機の野菜のおいしさを感じ、おいしさをみんなで分かち合う
*季節の野菜、それぞれにいつ植えていつ収穫できるのか
*野菜の色々な調理方法
そして園生活の中で、子ども達が何事にも興味をもち、じっくり取り組む気持ちが育ってきた
自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じ、体をまるごとつかって体験する、まさに幼児期は実体験がすべての学びです。
それがここ柿木村の美しい自然やあたたかい人たちの中で育っていき、原風景として子どもたちの心に残ればこんなすばらしいことはないと思います。
有機野菜作りはひとつの活動事例ですが、その他のふるさと体験でも私たち保育者も地域の方々に学びながら活動を積み重ねてきました。
4年経過して今、確かな手ごたえを感じています。
これからもますます少子化になってくるかもしれませんが、少人数だからこそできる、ここだからこそできる保育を考えながら子どもたちと暮らしていきたいと思います。
私たちだけでは成し得なかった体験をおしえ、導いてくださった地域の方々に感謝するとともに、将来子どもたちがふるさとに一人でも多く帰ってくることを願っています